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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 橈骨頭撮影(Coyle法) 骨折しやすい橈骨頭・尺骨鈎状突起を骨の重なりなく投影する。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 【ポジショニング】 座位。 肘関節を90°に屈曲する。 前腕側面をカセッテに垂直する。 【X線入射点/距離】 外側上顆に向けて遠位から近位に向けて45°で斜入射。 100cm 【撮影条件】 50kV/4mAs リスなし 【チェックポイント】 橈骨と尺骨が分離して投影されていること。 【画像】 正常例 橈骨頭骨折症例 Mason骨折分類(Ⅰ~Ⅳ型) FIGURE20.2 Ⅰ型:非変位型の骨折( 2mm) Ⅱ型:変位を伴う部分的な骨折( 2mm) Ⅲ型:橈骨頭全体の粉砕骨折 Ⅳ型:脱臼を伴う骨折 ※Ⅱ・Ⅲ型は整復や手術による内部固定が必要。Ⅲ型は多くの場合において橈骨頭の早期切除が必要。 画像(Ⅰ型) 画像(Ⅱ型) 橈骨頭側面撮影 微細な橈骨頭骨折の検出は難しく、様々な方向から撮影する。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 【ポジショニング】 座位。 肘関節を90°に屈曲する。 前腕外側をつけ、前腕をカセッテに垂直する。 以下の4種類を撮影する。 ①最大外旋位 ②中間位 ③軽度内旋(手のひらを下に向ける) ④最大内旋 【X線入射点/距離】 外側上顆よりも指先方向に2cm遠位に垂直入射。 100cm 【撮影条件】 50kV/4mAs リスなし 【チェックポイント】 肘関節側面撮影 と同様、肘関節が真の側面となっていること。 ①橈骨粗面が前方にわずかに観察できる。 ②橈骨粗面が橈骨骨幹部と重なる。 ③橈骨粗面の輪郭が後方に観察できる。 ④橈骨粗面が後方に観察でき、尺骨と隣接する。 【画像】 4方向
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! CTが簡単に撮影できる現在では腹部単純撮影の意義は限定的である 腹部正面撮影(立位PA方向) 腹部撮影の基本は背臥位正面撮影で、臓器がそれぞれ教科書で見られるような位置で投影される。 立位正面撮影では重力により臓器が下に落ち込み観察が難しくなる。 その代わり立位撮影では空気が上に上がるためガス像(腹腔内遊離ガスやニボー)の観察に適する。 →立位が困難である患者の場合には左下側臥位撮影をする 腹腔内の空気が横隔膜下まで移動するには数分かかるため、寝たきりの患者を立位にしてすぐに撮影しても映らないこともある。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面にお腹を付けた立位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、上端を脇の高さに設定したカセッテ中心の高さ。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。 【チェックポイント】 両横隔膜が含まれている事。 肺野が入り過ぎず、可能な限り足側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 【画像】 正常例(erect view) 腸穿孔による腹腔内遊離ガス 腹部正面撮影(立位AP方向) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面に背中を付けた立位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、上端を脇の高さに設定したカセッテ中心の高さ。。 70kV/32mAs リス(+) 呼気停止。 【チェックポイント】 両横隔膜が含まれている事。 肺野が入り過ぎず、可能な限り足側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 腹部正面撮影(臥位AP方向) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 臥位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。 骨盤も捻れがないように両側の上前腸骨棘がフィルムから等距離になるようにする。 カセッテの長軸と体軸が平行になるように、頭側または足側から見て確認、修正する。 カセッテの下端に大転子が含まれるように合わせる。 →男性が技師の場合、恥骨結合を直接触って合わせることはリスクがある 【X線入射点/距離】 距離150cmの点から受像面に垂直入射。 下端に大転子が含まれるように配置したカセッテの中心に垂直入射。 70kV/32mAs リス(+) 【チェックポイント】 恥骨結合上縁が含まれている事。 恥骨より下が入り過ぎず、可能な限り頭側まで投影されていること。 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 軟部組織が観察できる管電圧で撮影されている事。(管電圧が高すぎないか) 背臥位正面撮影の撮影目的の一つに異物確認がある。手術中に腹腔内にガーゼを置き忘れる可能性があり、術後に腹部単純撮影が行われる。X線写真で見えるように ガーゼには工夫がされている 腹部単純撮影における腹水の診断サイン Dog's ear sign Dog's ear sign2 側腹線条兆候(flank stripe sign) 腸管の中央化(図33)
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 胸骨正面撮影(PA方向) 【ポジショニング】 受像面に向かう立位、又は腹臥位。 冠状面と受像面を並行とする。 ※X線を斜入するため、リス目が体軸と垂直になるようにカセッテを置く。 肩甲骨を除去するため腕を内旋し、肩・肘を前にだす。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から胸骨に向けてRAO方向に30°で斜入。 【撮影条件】 照射法① 65kV/16mAs リス(+) 吸気停止 照射法② 放射時間を3秒程度にし、呼吸中に照射する。 (骨以外を不鮮明に写すことで、胸骨をはっきりさせる) 【チェックポイント】 心臓の陰影に重なって胸骨が観察できること。 胸骨が胸椎に重なっていないこと。 しっかりと吸気で停止してあり、ブレがない事。 胸骨が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 鎖骨近位、胸骨柄 ~ 剣状突起までが含まれていること。 【動画】 胸骨斜位撮影(RAO方向) 【ポジショニング】 受像面に向かう立位、又は腹臥位。 体の右側を前に出した斜位とする。 冠状面と受像面のなす角度を30度とする。 胸骨と胸椎が重ならないよう、胸鎖関節と胸椎棘突起を触りながら角度を確かめる。 女性患者の場合、胸鎖関節を触る場合には気をつけること。(声かけ) 胸骨が受像面の中心にくるように フィルム上端は胸鎖関節より4横子上に合わせる。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から胸骨に向けて垂直入射。 【撮影条件】 70kV/16mAs リス(+) 吸気停止 【チェックポイント】 心臓の陰影に重なって胸骨が観察できること。 胸骨が胸椎に重なっていないこと。 しっかりと吸気で停止してあり、ブレがない事。 胸骨が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 鎖骨近位、胸骨柄 ~ 剣状突起までが含まれていること。 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 胸部側面撮影(RL方向) 【ポジショニング】 体を正確に側面とする。(冠状面を受像面に垂直とする。) 上記の姿勢を保ったまま、受像面にできるだけ近づける。 足を肩幅に開かせる。 両腕を拳上させ、肺野から外す。足下が不安定な患者さんには手すりをつかんでもらう。(手すりは腕が十分上がる高さにする。) 肺野は後部でより長い。前傾姿勢をとる事で肺野後面(肋骨横隔膜角)が欠ける事を防げる。 【X線入射点/距離】 距離2mの点から第7胸椎の高さで受像面に垂直入射。両腕を拳上しているため、肩甲骨下端では合わなくなるが、 正面撮影→側面撮影と撮影すると考えられるので、正面撮影後、管球をそのままの高さにしておけば良い。 【撮影条件】 120kV/6mAs ブレを無くすため、可能な限り撮影時間を短くする。 「胸部内の心臓・大血管は常に拍動しているため、動きによるぽけを防止し鮮明な画像を得るには1/20~1/200秒以下の短時間撮影にする。」 (引用 胸部撮影 h ttp //square.umin.ac.jp/aoki530t/prorogu_daigaku/CHEST.htm?newwindow=true) 【チェックポイント】 肺野が欠けていない事。 正確に側面になっている事。 ブレがない事。 腕が肺尖部にかかっていない事。 適正なコントラスト、寛容度になっている事。 胸部側面撮影(LR方向) 【ポジショニング】 体を正確に側面とする。(冠状面を受像面に垂直とする。) 上記の姿勢を保ったまま、受像面にできるだけ近づける。 足を肩幅に開かせる。 両腕を拳上させ、肺野から外す。足下が不安定な患者さんには手すりをつかんでもらう。(手すりは腕が十分上がる高さにする。) 肺野は後部でより長い。前傾姿勢をとる事で肺野後面(肋骨横隔膜角)が欠ける事を防げる。 【X線入射点/距離】 距離2mの点から第7胸椎の高さで受像面に垂直入射。両腕を拳上しているため、肩甲骨下端では合わなくなるが、 正面撮影→側面撮影と撮影すると考えられるので、正面撮影後、管球をそのままの高さにしておけば良い。 【撮影条件】 120kV/6mAs ブレを無くすため、可能な限り撮影時間を短くする。 「胸部内の心臓・大血管は常に拍動しているため、動きによるぽけを防止し鮮明な画像を得るには1/20~1/200秒以下の短時間撮影にする。」(引用 胸部撮影 h ttp //square.umin.ac.jp/aoki530t/prorogu_daigaku/CHEST.htm?newwindow=true) 【チェックポイント】 肺野が欠けていない事。 正確に側面になっている事。 ブレがない事。 腕が肺尖部にかかっていない事。 適正なコントラスト、寛容度になっている事。 RL撮影とLR撮影の違い 疾患が体幹中心よりも右側にある場合を除いて、一般的にはRL方向で撮影される。 もっとも大きい写真の違いは左右の横隔膜が交差するか、しないかである。(RL→交差する、LR→交差しない) 【動画】 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 鎖骨正面撮影 単独でオーダーされることはほとんどなく、斜位撮影とセットで撮影する。肩鎖関節の観察には適するが胸鎖関節には不適。 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ブラジャー、ボタン、ネックレス、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面に背中を付けた立位、または座位。 検側上肢は中間位とする →「検側上肢を内旋することで、鎖骨と肩甲骨棘上部との重なりを減らす」という資料もある 【X線入射点/距離】 距離100〜120cmの点から鎖骨に向け、垂直入斜。 70kV/16mAs リス(+) 呼吸停止。 照射野の左右:外側の皮膚~胸鎖関節、上下:頭側の皮膚~肩甲骨中央 【チェックポイント】 鎖骨全体が明瞭に投影されている事。 必要十分な範囲に照射野が絞られている事。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。) 【画像】 正常 鎖骨骨折 【解剖】 3D
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 上部肋骨正面撮影(AP方向) 【ポジショニング】 肋骨撮影は不必要で正当化されない撮影という考えもある。肋骨骨折だけでは患者管理は変わらないが、気胸や感染などが疑われる患者には胸部X線撮影が適切であるという考えもある。 痛い場所が体の後面である場合AP方向で撮影する。 立位、又は仰臥位。 冠状面が受像面に平行とする。 損傷している肋骨が何番肋骨であるか数える事が可能なように、第1肋骨を欠けないようにポジショニング。(隆椎が含まれるように) 痛みを訴えている肋骨の外側にマーカーを置く(『◉』の様な物) 左右は検側肋骨〜胸椎が含まれるよう合わせる。 施設によっては上肢を内旋させ、肩甲骨を肺野から外す。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から受像面の中心に垂直入射。 【撮影条件】 65kV/32mAs リス(+) 吸気停止(上部肋骨を広く描出するため横隔膜を下げるため) 【チェックポイント】 正しい正面像である事。(棘突起が脊柱の中心を走っている、胸鎖関節が左右対称) しっかりと吸気で停止してあり(横隔膜の上に10本以上の後方肋骨が見える)、ブレがない事。 肋骨の数え方 骨折部位が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 上下:第1肋骨〜可能な限り下部の肋骨まで投影されている事。 左右:検側肋骨〜胸椎が欠けていない事。 上部肋骨正面撮影(PA方向) 【ポジショニング】 痛い場所が体の前面である場合PA方向で撮影する。 立位、又は腹臥位。 冠状面が受像面に平行とする。 損傷している肋骨が何番肋骨であるか数える事が可能なように、第1肋骨を欠けないようにポジショニング。(隆椎が含まれるように) 痛みを訴えている肋骨の外側にマーカーを置く(『◉』の様な物) 左右は検側肋骨〜胸椎が含まれるよう合わせる。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から受像面の中心に垂直入射。 つまり、撮影範囲の左右上下の中心を受像面の中心に合わせる必要がある。 【撮影条件】 65kV/32mAs リス(+) 吸気停止(上部肋骨を広く描出するため横隔膜を下げるため) 【チェックポイント】 顎が映り込んでいないこと。 正しい正面像である事。(棘突起が脊柱の中心を走っている、胸鎖関節が左右対称) しっかりと吸気で停止してあり(横隔膜の上に10本以上の後方肋骨が見える)、ブレがない事。 肋骨の数え方 目的部位が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 上下:第1肋骨〜可能な限り下部の肋骨まで投影されている事。 左右:検側肋骨〜胸椎が欠けていない事。 下部肋骨正面撮影(AP方向) 【ポジショニング】 肋骨撮影は不必要で正当化されない撮影という考えもある。肋骨骨折だけでは患者管理は変わらないが、気胸や感染などが疑われる患者には胸部X線撮影が適切であるという考えもある。 痛い場所が体の後面である場合AP方向で撮影する。 立位、又は仰臥位。 冠状面が受像面に平行とする。 損傷している肋骨が何番肋骨であるか数える事が可能なように、第12肋骨を欠けないように合わせる。(受像面の下端:腸骨陵1〜2横子上に合わせる) ※ 第3腰椎 ≒ 肋骨弓 痛みを訴えている肋骨の外側にマーカーを置く(『◉』の様な物) 左右は検側肋骨〜胸椎が含まれるよう合わせる。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から受像面の中心に垂直入射。 照射野の左右上下の中心を受像面中心に合わせる必要がある。 【撮影条件】 65kV/32mAs リス(+) 吸気停止(下部肋骨を広く描出するため横隔膜を上げる+腹厚を減らしコントラストを上げる ため) 【チェックポイント】 正しい正面像である事。(棘突起が脊柱の中心を走っている) しっかりと吸気で停止してあり 骨折部位が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 上下:肋骨弓〜可能な限り上部の肋骨まで投影されている事。 左右:検側肋骨〜胸椎が欠けていない事。 下部肋骨正面撮影(PA方向) 【ポジショニング】 痛い場所が体の前面である場合PA方向で撮影する。 立位、又は腹臥位。 冠状面が受像面に平行とする。 損傷している肋骨が何番肋骨であるか数える事が可能なように、第12肋骨を欠けないように合わせる。(受像面の下端:腸骨陵1〜2横子上に合わせる) ※ 第3腰椎 ≒ 肋骨弓 痛みを訴えている肋骨の外側にマーカーを置く(『◉』の様な物) 左右は検側肋骨〜胸椎が含まれるよう合わせる。 【X線入射点/距離】 距離100cmの点から受像面の中心に垂直入射。 【撮影条件】 65kV/32mAs リス(+) 呼気停止(下部肋骨を広く描出するため横隔膜を上げるため + 腹厚を減らしコントラストを上げる ため) 【チェックポイント】 正しい正面像である事。(棘突起が脊柱の中心を走っている) しっかりと呼気で停止してあり、ブレがない事。 目的部位が明瞭に見えるコントラスト、寛容度になっている事。 上下:肋骨弓〜可能な限り上部の肋骨まで投影されている事。 左右:検側肋骨〜胸椎が欠けていない事。 【画像】 骨折 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 鼻骨側面撮影 【撮影前チェック】 眼鏡、ヘアピンやピアスなど障害陰影となるものを外す。 【ポジショニング】 正中矢状面を受像面と平行にする。(多方向から確認) 痛い側をカセッテに近づける方向 腹臥位から非検側を上げる。顔面の側面を受像面に付ける。 【X線入射点/距離】 距離100cm 【撮影条件】 手指骨の撮影と同程度。 50kV, 4mAs 呼吸停止下で撮影。 照射野は小さく絞り(鼻骨から~5cm)、散乱線の影響を小さくする。 【チェックポイント】 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 頭部正面撮影(AP方向) 【撮影前チェック】 目的とする部位、痛い場所はどこか。 障害陰影となるものを外す。 (ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など) 髪を束ねている場合は、解く。 【ポジショニング】 目的とする部位が後頭部である場合、AP方向で撮影する。 仰臥位(背臥位)または座位。 正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。 写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。 あごを引きOMラインをフィルムに垂直にする。 →長時間、顎を引くことは患者さんにとって苦痛なので、最後に角度を合わせる。 →または、ポジショニングブロックを枕にして頭頂側を上げる。 【X線入射点/距離】 距離100cmで眉間に向けて垂直入射。 顎を引くのが難しい場合はOMラインの角度に合わせて斜入する。 【撮影条件】 75kV/20mAs リス(+) 【チェックポイント】 眼窩中央に内耳道が投影されているか。 左右対称であること。(眼窩外側-側頭骨の距離が左右で均等であること) 正中矢状面とフィルム長軸が合っているか。 左右マーカーが入っていること。 目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。 【画像】 頭部正面撮影(PA方向) 【撮影前チェック】 目的とする部位、痛い場所はどこか。 障害陰影となるものを外す。 (ヘアピン、かつら、ウィッグ、ピアス、入れ歯、補聴器、ネックレス、眼鏡など) 髪を束ねている場合は、解く。 【ポジショニング】 目的とする部位が前頭部である場合、PA方向で撮影する。 腹臥位まはた座位。 正中矢状面とフィルム長軸を合わせる。 あごを引きOMラインを受像面に垂直にする。(腹臥位の場合、胸の下に枕を置くと顎を引きやすい) 写真上で左右の判断が付かないためマーカー(R or L)は必ず置く。 両手を顔の横に置き、体位を安定させる。 【X線入射点/距離】 距離100cmで眉間を射出点として垂直入射。 【撮影条件】 75kV/20mAs リス(+) 【チェックポイント】 眼窩中央に内耳道が投影されているか。 左右対称であること。 正中矢状面とフィルム長軸が合っている事。 左右マーカーが入っていること。 目的部位が適正なコントラスト、寛容度であること。 掲示板
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 胸部ポータブル撮影(臥位または(半)座位) 立位撮影に比べて、縦郭や心陰影が拡大する。また、肺血流量が30%増加するため肺血管が目立つ。 前回画像との比較が重要であり、再現性のある撮影をする。 少量の胸水の検出には座位が適する。 + 撮影法 【撮影前チェック】 撮影の目的は何か確認する(挿管・チューブの位置確認など) 障害陰影となるものを外す。 (湿布、心電図モニター、体温計など) 体の周りのチューブ類に注意。 感染症(MRSEなど)の有無をチェック。 病棟の看護師に撮影することを伝える。 周りの患者、その家族に部屋から出るように伝える。 【ポジショニング】 ポータブル撮影時の工夫 カセッテ上端を肩より少し上、左右は体(背中)の中心に配置する。 仰臥位または(半)座位(オーダーに従う)。 体の傾きがないようにする。体の保持が困難な場合は布団や枕等で体を支える。 カセッテにマーカーを貼る(R、臥位など)。 【X線入射点/距離】 距離100~120cm(前回と同じ)で乳頭の高さで、体の正中に対して垂直入射。 (座位の場合は前額面がカセッテに平行となるように、深く座る。カセッテに対して垂直入射となっているか確認) 【撮影条件】 90kV/5mAs リス(±)グリッドを使用する場合はグリッド比が低め(3 1など) 【チェックポイント】 前回写真との差異は無いか(濃度など) 体の正面性は保たれているか ・胸椎棘突起が椎体の正中に投影されているか ・棘突起から鎖骨までの距離は等しいか ・鎖骨が肺尖部にかかっていないか(尾頭方向で入射した場合) または鎖骨が下方に投影されていないか(頭尾方向) 【参考資料】 ポータブルX線検査の防護はどうすればよいですか? + 観察するべき場所 肋骨横隔膜角 CP Angleという。立位では少量の胸水で鈍化する。臥位で鈍化している場合は相当な量の胸水が貯留している。 胸水 参考:本当は教わりたかったポータブル胸部X線写真の読み方 胸腔は側壁胸膜・臓壁胸膜に囲まれた空間で、中に5~10ml程度の液体が存在する。この液体は肺の伸縮運動の摩擦を低減する 動画(3 14~) 。胸水はこの液体が胸腔に過剰に溜まった状態であり、肺の中に水が溜まっているわけではない(↓右図)。 臥位の状態では胸水は以下のように肺底部から溜まっていき、肋骨横隔膜が鈍化する頃には大量の胸水が溜まっていることを意味する。 左の図では傍椎体の領域に見える三角形の領域が不明瞭となる。(次項参照) 真ん中の図では横隔膜の陰影が不明瞭になっている。 胸水が溜まっていくにつれて(背中から順に) 傍脊椎線→下行大動脈→ 横隔膜 →肋骨横隔膜角→ 心臓辺縁 → 肺尖部 → 大動脈弓 が不明瞭となる。この順に従わずにシルエットサインが陽性となる場合は他の要因(無気肺、肺炎、結節など)の可能性がある。 立位撮影では少量の胸水で 肋骨横隔膜角が鈍化する 。 胃泡との間の距離が長くなっている場合 も胸水が溜まっている。 傍脊椎線 大動脈の後ろに回り込む肺によって作られる線。 わずかな胸水・無気肺によって消失する。 肺底部の含気 傍椎体の領域に三角形の領域が見えれば、含気が保たれている。 傍気管線 (p48) リンパ節腫脹や腫瘤の確認 縦郭の弓(左4弓、右2弓) 心肥大 気胸 立位では空気は肺尖部に溜まる。臥位では肺底部から溜まる(肺底部の透過性亢進)。 ・臥位 ① ② ③ ④(緊張性気胸) ⑤(deep sulcusサイン) ⑥(deep sulcusサイン) ・立位 ① ② ③ ④ ⑤(緊張性気胸) 乳首(結節と間違わないように) + チューブ類 NGチューブ 先端近くに空いている側孔も含めて胃内にあること( 適切な位置 )。 食道内にあったり 、途中で ループ していないこと。 挿入手順 CV PICC 中心静脈カテーテルは高濃度輸液などを投与可能。高浸透圧であるため、末梢静脈では痛みや炎症などが問題となる。 血流の豊富な上大静脈に留置する。肘などの末梢静脈から挿入するものをPICC(ピック)という。 位置は気管分岐部1cm上の高さで上大静脈に配置する。 気管挿管 適切な位置は先端が気管分岐部より3~5cm上。 上すぎるとバルーンによる声帯損傷、下過ぎると方肺挿管の原因になる(ほぼ右主気管支側に深く入っている)。 深く入れた場合のX線画像 手順 胸腔ドレナージ 胸腔内の液体や空気を外部に排出する。 挿入手順 チェストドレーンバッグの仕組み スワンガンツカテーテル 肺動脈カテーテルのこと。心臓の状態(肺動脈圧、心拍出量、駆出力、容積など)を調べるために、肺動脈に留置するカテーテル。左右肺動脈に配置されるべきであるが、奥に進みすぎると肺動脈損傷や肺塞栓を起こす危険性もある。先端は椎体に重なる程度にする。 右心房/右心室でループしている例
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一般撮影室@wikiは 新サイト に移行しました。 The English version of the new website is available here !! 腹部側面撮影(立位) 【撮影前チェック】 障害陰影となるものを外す。 (ズボンのゴムや生地の厚い服、ボタン、刺しゅう、チャック、ブラジャー、湿布、ホッカイロ等) 【ポジショニング】 受像面に体側面を付けた立位。 体の捻れがないように、前額面と受像面を垂直にする。 【X線入射点/距離】 距離150〜200cmの点から受像面に垂直入射。 中心は正中線上で、腸骨陵より2横指上の点。 78kV/50mAs リス(+) 呼気停止。 【チェックポイント】 体の捻れがないこと。 呼吸停止時に撮影されていること。(ぶれていない事。)